今年の1.17の日、みなさんはどのように過ごされましたか?
私は追悼式典に参列した後に「人と防災未来センター」を見学し、25年前の阪神淡路大震災を思い出しました。そして、これから地域の自主防災組織をつくっていくにあたり、大切なことは何かを探ってきました。
今回は気づいたことについてお伝えしておきます。
防災活動は年配者にも子ども達にも気楽に取り組め、また参加したい!活動を続けていきたい!と思わせるような笑顔の活動を目指したいですね。そうでなくては続きません。
けれども、防災活動でとりあつかうテーマである「災害」は、怖く恐ろしく命を脅かすものであって、楽しく活動できるようなテーマではないのです。
そのギャップを活動を進めるうえでどのように表現していくかが問題。
私が思うのは、地震や豪雨災害などこの地域で起こりうる災害についての知識は年齢関係なく必要なので、まずは、この地域で備えるべき地震や豪雨災害がどんな危険をはらんでいるのかを、わかりやすく伝える。子どもには、恐怖感を与えるのではなく、自然の営みをありのまま伝えることが大切だと思います。
テレビニュースではオーストラリア山火事。日本では雪が降らない。この状況も地球の様子がいつもと違っているから起きているんです。この状況について関心を持つことが第一歩です。
日本にいる限り地震災害とは切っても切れないのです。4つのプレートが重なるところに日本はあるのですから・・・。それに無数の活断層の上に街があるのですから・・・。そういうところに生きている私たちは「地球上の特に日本に住むためのガイダンス(説明)」を皆が聴き学ぶことが必要なんです。防災の知恵は「地球のトリセツ(取り扱い説明書)」のようなものだと思うのです。