最適な防災グッズを!ステップ③どのようにそろえるか

グッズをそろえることを、一度に頑張ってしまうとその後そのグッズたちはほったらかしになるでしょう。なぜか。それは防災が日常だととらえられていないから。非常時に使おうと意気込んで購入しても、非常時は明日にはやってこない・・・そして、押し入れの中に押し込まれてしまう。

ではどのように買いそろえていくのが日常の防災力アップに効果的なんでしょうか。考えてみましょう。

「ローリングストック」という方法

防災備蓄品をそろえる方法として、「ローリングストック」があげられます。ローリングストックとは備蓄品として飲料水や食品を日常的に買い足していく方法です。

ということは、非常時だけではなく日常から備蓄飲料や食品を飲食してみる、っていうことです。ここ、とっても大事だと思います。

日常的に食しているものなので、もしものときもストレスになりません。災害時ただでさえ気持ちが不安定なのに、食事まで食べなれないものだとすると滅入ってしまいますよね。

ローリングストック、なんて聞きなれない言葉でイメージしづらいかもしれません。そんな方は、「コンビニ」をイメージしてみてください。

家庭内にコンビニをつくろう!

そう。ローリングストックのお手本はいつもお世話になっているコンビニの棚。飲み物は冷蔵スペースに手前には賞味期限の近いもの、奥のほうに期限の長いものが置かれています。手に取るのは賞味期限がまもなく、というもの。

飲物だけではありません。食品もたいてい手に取りやすいところには賞味期限の近いものがありますよね!コンビニの工夫を家庭にも持ち込む。これが家庭内コンビニです。

家庭内コンビニになにを置く?

災害時を想像してみましょう。想定される災害の種類は、みなさんお一人お一人違っていますが、備蓄品の保管や収納はみなさん共通するのではないでしょうか。土砂災害警戒区域にある我が家をモデルケースに考えてみましょう。

家庭内コンビニの場所は・・・

土砂に流されない2階の山と反対側に位置する部屋。普段は小学生の息子の部屋ですが、その部屋に備え付けのクローゼットが我が家のコンビニです。

あなたのお宅では、どこが最適な場所でしょうか。地震にしても水害にしても1階より2階のほうが安全だと言われていますが・・・どうでしょう、思い当たる最適なスペースはありますか?

家庭内コンビニに置くもの

  • 飲料水(一人につき一日3リットル、それを7日分が推奨されている)
  • 常温保存できるロングライフ飲料(豆乳、など)
  • 食品は主食になるごはんもの・缶入りパン・乾麺など
  • 缶詰め、ロングライフのおかず(おいしいもの)
  • おやつ、粉末飲料(長期保存できるガムなど)
  • 簡易トイレのセット、ペーパー、大人も使える紙おむつ、簡易便座など
  • ガスコンロ用のカセットガス
  • 給水用ポリタンク、バケツなど
  • 懐中電灯などの乾電池
  • 災害時にもちだすバッグ(家族4人なら4つのバッグ)
  • 災害時の装備品(厚底運動靴と軍手、ヘルメット、ヘッドライト、雨具)
  • (みなさんのお宅ではなにが必要でしょう、考えてみてくださいね)

家庭内コンビニのお仕事

コンビニの店長さんになってつもりで、楽しんでお店作りしてみましょう。

①在庫の賞味期限など確認(3か月に1回ぐらい)・・・時々コンビニスペースを見て期限切れがないか確認する。期限の近いものから試食に回し、減ったものは補充するように買い物リストに書き記す。

②試食、意見交換・・・期限の近いものを普段の食事に取り入れる。家族から意見をきき好みを把握、補充時によりおいしいものを購入する。

③電池の入れ替え作業(年一回ぐらい)・・・家の各部屋に配置してある懐中電灯などを点検し電池を入れ替える。9月1日の防災の日など日にちを決めておくとよい。

④仕入れ(常時、買い物するとき)・・・便利な防災グッズやおいしそうなロングライフ食品を見つけたら積極的に取りいれてみる。防災を日常的に楽しめるようになれるとよい。

⑤安全確認・・・カセットガス缶や、ペットボトル飲料・食品に異常がないかを確認!

まとめ

防災グッズや備蓄品を、いざ揃えてみようと意気込んですすめると、かなりの臨時出費がかかりますので、日ごろから買い足していく「ローリングストック」がおすすめです。

我が家にコンビニのような便利な備蓄倉庫があれば安心。最適な場所を選び、ちょうどよい分量の備蓄品、しかも普段から食べ慣れていておいしいものを日常の買い物で仕入れてみてください。日々防災が楽しくなってきますよ!