Earthful Life

食品が捨てられることについて

2021年も残すところ2カ月となりました。

今年は、コロナ感染症の終息を待つことなく開催された一年遅れのオリンピックや

緊急事態宣言が明けると同時に行われた選挙など、めまぐるしい時の流れを感じています。

さて、今回は「食品が捨てられることについて」お伝えします。

食品廃棄を減らす工夫していますか?

おそらくこちらの投稿を読んでいただいているあなたは、できうる限りのことを実行されていると思います。

オリンピックの選手村にあったレストランでビュッフェ形式で提供された料理や、スタッフ用に準備されていた弁当が大量に廃棄されたニュースは記憶にあたらしいところです。

食品は、調理されるまえは「生きた食物」です。命をゴミ箱に入れてしまう、という悲しい現実があります。

我が家での食品廃棄を減らす工夫

・冷蔵庫や食品棚の内容と賞味期限をまめにチェックしている

・賞味期限の近い食品を手前におき、すぐに調理しやすくする

・無計画な買いだめはしない

我が家の備蓄食品の一部分です。缶詰、レトルトパウチ、乾麺、缶入りパン、クラッカー・・・など。

災害用の備蓄食品も、絶対捨てません!

・賞味期限をシールに書き、それをわかりやすく貼る

・期限の迫っているものを「すぐ食べるかご」に入れる

・無計画な買いだめはしない

家族みんなが、このかごの中身をチェックし、おなかがすいたらここから食べています。

我が家では、備蓄食品も普段の食材と同じように管理しています。

「備蓄食品すぐに試食」とかごにラベリングしておくと、家族の誰かがそこから食品を選んで食べています。

いつも、目に触れるところに「備蓄食品」がある状態をつくっておくと、家族間での情報共有にもなりおすすめ。

災害用備蓄食品が捨てられている、ってホント?

はい。残念なことに捨てられてしまう運命をたどっている災害用備蓄食品たち・・・

普通の食品と違い、賞味期限が5年など長くもつように作られているのが災害用の備蓄食品です。それらは期限が長いために人の目に触れない場所に収納されることが多いように思います。

そのことが、廃棄される要因となっています。

家庭でも、会社でも、地域の自治会館でも・・・おそらく同じ状況なのではないでしょうか。賞味期限をチェックすることもおろそかになっているのではないでしょうか。

備蓄食品を捨てないためには

普段の食事に、ときどき災害用の備蓄食品を取り入れるようにすること。

あなたも試してみませんか?

おそらく誰の目にも触れずに賞味期限ぎれでゴミ箱へ直行、なんてことはなくなるでしょう。

1.普段の食事に災害用食品を取り入れる

2.目に触れる、手に届くところに災害食品を収納する

3.災害用の長期間備蓄食品ではなく普段使いの「缶詰」「ビン詰め」を多用する

4.家族お気に入りの「おいしい備蓄食品」を探し常備する

5.「期限直前の食品」「見切り品」「規格外品」を積極的に購入する

街に出れば、こんな取り組みも!

10月末、神戸大丸の店のまえに特設店舗が出店。

大阪府環境農林水産部流通対策室(総務・企画グループ)が「今日からはじめる冷蔵庫革命」と銘打ち、さまざまな長期保存できる食品(ただし、期限が迫っているもの/規格外のもの)をディスカウント販売されていました。

大量の食品が捨てられている、という事実を知るにはとてもよいイベントです。

店頭を通る大勢の方々が、興味津々で商品を手に取り購入されていました。

家庭からの食品ロスが46%!まだまだ私たちにできることありそうです。

まずは、この事実をしり、自分の生活を振り返り改善する。

そして身の回りのひとに「知らせる」ということも、わたしにできるSDGだと思いました。

さいとうまきこ

防災備蓄収納1級プランナー
BOUSAIライフコーチ(グローバルリーダーズアカデミー認定プロコーチ)

1件のコメント

  • 正まき子

    さきまきさん、とても共感しました。食べ物を捨てるのは胸が痛む行為ですが、災害食品のような長期間置きっぱなしの加工食品は、ナマモノ感がほぼ無くなり、ただの便利なグッズと成り果てます。

    グッズではなく食品なのだ、と分かるために、長期保存のものであったとしても、時々食すことを日常的に行うのがよいと思います。

    家庭だけでなく、会社や自治会などでも同じく、保存食を皆で食べて確認するのがよいと思います。

    大量の食品が捨てられることに違和感がなくなったら・・・地球は残念なことになるでしょう。

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